【開催報告】きこえないママ×まちプロジェクト(7/12) | deaf-machiprojectのブログ

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耳のきこえないママと聞こえるママが集まり、障害の有無に関係無く、共生できる社会を目指そうという思いから出来たプロジェクト。
毎月1回戸塚にある上倉田地域ケアプラザに集まり、お話や企画を実行中。

7月のきこえないママ×プロジェクトでは、参加者が講師となってお話をしていただく試みでした。

 

◆講師をお願いした経緯

今回の講師は、5月に開催した「ママ以外の私」の時に引いていただいたカードを元に話をしてくださった方の1人でした。

「今までやった仕事は?」を引いた彼女が多岐にわたるお仕事をご経験されていたので、もっと話を聞いてみたいと打診してみました。 快くお引き受けくださり、「私の選択」をテーマにお話をしていただきました。

 

≪参照≫5月の様子はコチラ

 

子育てが終わった立場で、今までのご経験を元に様々な視点でお話をしてくださいました。

例えば、「子育てをしながら社会との繋がりをどう築いてきたか」「育児と仕事とご家族とのバランスをどうやって保ってきたのか」「きこえないママとの出会いとは」など、お仕事に対する想いも含めて伺うことができました。

 

それに加えて、現在お勤めしている助産師会の仕組みや助産師会でどんなことが行われているのか、どんなお仕事があるのかなども教えてくださいました。

 

その中からいくつかご紹介します。

 

ライフステージや家庭の事情に合わせて

仕事を変えてきたりこだわりたい部分を貫いたり、時には妥協した時もあったけれど、今までやってきたことが繋がってくることが後々わかってくる時がある。どんな経験も無駄にはならないと感じている。 焦らなくても今やっていることがいつか大いに役立つ時が来る。 それは、仕事にもプライベートにも言えると思う。

育児や介護をしているからこそ、自分の時間(仕事をする時間)を確保したいという想いはあったので工夫をしてきた。

 

☆なぜ、いくつかの障害の中で「きこえないママ」がヒットしたのか

ぱっと見てわかる障害ではないだけに今まであまり意識してこなかったけれど、きこえないママとの出会いをきっかけに、他者との関わりに悩む人がいるということを初めて知った。 具体的にどうしたらいいのかなという想いが頭の隅にずっとあった時に、『きこえないママ×まちプロジェクト』との出会いがあった。 自分が行動を起こすことが次につながっていくことを実感。小さな一歩でもいいので歩き出してみるといい。

 

助産師会のはたらき

実は『女性の一生に寄り添う存在』。助産師さんとのお付き合いは意外と産前産後のみだと思われがちですが、女性の健康講座など、お産以外でも相談ができる心強いもの。利用できるものは利用した方がいい。 電話相談はボランティアで行っている部分もあり、なかなかメールでの対応にまで展開できず、きこえない人にはまだまだ不便な点もあることは感じている。

▲助産師会のことがよりわかるパンフレットをいただきました。

何部か多目にいただいたので、欲しい方はスタッフまでお声がけください。

 

 

◆今後も…
今後も、参加者の皆さんにじっくりお話をしていただく機会を定期的に設けていきたいと考えています。

隠された宝物をお持ちの方がたくさんいるような気がするからです。


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次回は7月20日(土)。午前午後共に特別講演会です。

明晴学園で非常勤講師をされている前田さんより教育にとどまらず様々なお話をしていただきます。

 

午前の部はこちらからお申込みください。

午後の部はこちらからお申込みください。


めったにない土曜開催日です。

平日はご参加できない方、ぜひ遊びに来てください。

 

 《8月以降の予定》 

*8/9(金)10時〜12時

→自由にテーマを設けます。今まで気になっていたことや知りたいことなどをみんなで話してみましょう。

お申し込みはコチラ

 

*9/13(金)10時~12時

→防災講座(消火器&AED取り扱い訓練)

※お申し込み受け付けは後日お知らせいたします。